PR

ママチャリのパンク修理|自転車は家庭で簡単お手入れ

自転車のすすめ
記事内に広告が含まれています。

ママチャリのタイヤがペッチャンコ!!
まわりに自転車屋もないし…
とりあえず家まで持ってきたけど、どうしよう。

自転車のパンク修理は意外と簡単です。修理キットもホームセンターや100均などで簡単に手に入ります。

パンク修理にチャレンジしてみませんか。

パンク修理の手順

それってホントにパンク?
タイヤのチューブを引き出す前に、まずはタイヤの状態とタイヤに空気を入れるバルブの破損状況を確認しましょう。
タイヤに異物が刺さっていればタイヤチューブに穴が開いている可能性”大”です。
タイヤに空気を入れるバルブから空気が漏れていれば、バルブの修理で直るかもしれません。
事前のチェックでどちらも確認できなければ、タイヤチューブを引き出してパンク穴を探していきましょう。

パンク修理前のチェック

  1. タイヤ表面のチェック
  2. バルブのチェック

パンク修理

  1. バルブを分解する
  2. タイヤをホイールからはずす
  3. チューブを引き出す
  4. タイヤの内側をチェック
  5. パンク穴を探す
  6. パッチを貼る
  7. チューブを戻す
  8. タイヤをはめる
  9. 空気を入れる

準備するもの

服装

パンク修理では、ほこりや油で手がとても汚れます。
服の袖やズボンにも汚れが付くことがありますので、よごれてもいい服にきがえて作業しましょう。

道具

  • 10ミリのスパナ・ペンチ
    バルブを分解するのに使います。
  • 空気入れ
    タイヤに空気を入れるのに使います。
  • タイヤレバー
    タイヤを外すのに使います。
  • 虫ゴム
    空気を入れるためのバルブに入っているゴムチューブです。
  • パンク修理用パッチ・紙やすり・ゴムのり・油性ペン・あればハンマー(金づち)
    タイヤチューブのパッチ修理に使います。
    パンク修理に必要な道具が一つになったパンク修理キットは、ホームセンターや100均などで購入できます。
  • ペットボトルのキャップ(小さな容器や皿などで代用可能)
    バルブからの空気漏れがないかのチェックに使います。
  • バケツや洗面器
    タイヤチューブのパンク穴を探すのに使います。
  • 汚れた手を拭くタオルなど
    ほこりや油で汚れますので、捨ててもよいものを準備しましょう。

パンク修理をしよう

パンク修理前のチェック

タイヤの表面のチェック

空気の抜けたタイヤにガラスや針金などパンクの原因になる異物が刺さっていないか、目視と触覚(手で触って)確認します。
異物が刺さったままだと、自転車を移動するときにタイヤチューブのパンク穴を増やすことになってしまいますので、パンクに気が付いたらすぐに確認して、見つけたら抜いておきましょう。
抜いてしまったらパンクの場所がわからなくなってしまうのではと心配になりますが、あとでパンク穴の場所は探せますので大丈夫です。
手で触って異物を探すときは、怪我をしないように注意しましょう。

バルブの空気漏れのチェックと修理

タイヤの空気が抜けてしまう原因はパンクだけではありません。
空気を入れるためのバルブの虫ゴムが劣化して空気が抜けてしまうこともありますので、空気漏れがないか確認します。

バルブの空気漏れの確認
  1. 空気の抜けたタイヤに、空気入れで少し空気を入れます。
  2. タイヤを回してバルブを一番上に移動させます。
  3. 用意したペットボトルのキャップに水をいれ、バルブの先をキャップの水につけます。
    泡がブクブク出ればバルブの不良が空気漏れの原因ですので修理します。
バルブの修理
  1. まずはバルブの構造を見ていきましょう。
    バルブのパーツの名称です。
    バルブの先から順に
     ・ゴムキャップ ・トップナット ・ボディー(バルブの軸) ・ボディー固定ナット
    ボディー(バルブの軸)の中に
     ・バブルコア 
    バブルコアの先に
     ・虫ゴム(ゴムチューブ)が被っています。
  2. バルブを分解します。
    ゴムキャップを外し、トップナットを指で挟んで反時計回りに回して外します。硬くて回らないときはペンチなどで挟んで回しましょう。
    トップナットを外したら、ボディー(バルブの軸)の中からバルブコアというパーツを引き出します。
    バルブコアの先に被っている虫ゴム(ゴムチューブ)の劣化が空気漏れの原因と考えられますので、新しいものに交換します。
    近年の夏は酷暑が続きます。この虫ゴムが溶けてなくなってしまっていることもあります。この場合もあたらしいものを取り付けましょう。
  3. 虫ゴムの交換
    バルブコアからゴムチューブを抜きます。
    バルブコアにゴムチューブを取り付けます。
    虫ゴムはバルブ金具の奥までしっかりと被せるように取り付けましょう
    虫ゴムをはさみでカットします。虫ゴムの長さはバブルコアから1mmくらいはみ出るくらいです。
  4. バルブを戻します。
    ボディー(バルブの軸)にバルブコアを差し込みます。この時ボディーの凹とバブルコアの凸をあわせます。
    トップナットを時計回りに回して締め込みます
  5. 空気入れでタイヤに空気を入れます。
  6. ゴムキャップを締めます。

タイヤに空気を入れた後しばらく様子を見て、空気が抜けなければ修理完了です。
まだ空気が抜けるようであれば、パンク修理へ進みます。

パンク修理

バルブを分解する

ゴムキャップを外し、トップナットを指で挟んで反時計回りに回して外します。
トップナットを外したら、ボディー(バルブの軸)の中からバルブコアというパーツを引き出します
ボディーの根元のボディー固定ナットを反時計回りにまわして外します。
パーツはなくさないようまとめておきましょう。

タイヤをホイールからはずす

タイヤレバーの平らな方をタイヤとホイールの間に差し込んで、テコの原理でタイヤレバーをホイール側に倒してタイヤをはずします。タイヤレバーのおしりにフックがあれはスポークにひっかけて外したタイヤがもとに戻らないように固定します。
2本目のタイヤレバーを1本目から20cmくらいのところに差し込んで同様に外します。
1本目のタイヤレバーを外して、2本目から20cmくらいのところに差し込んで同様に外します。
ある程度外れたら手でタイヤ全体を外します。
この時手をケガしないよう気を付けて作業しましょう。

チューブを引き出す

タイヤの中から、タイヤチューブを手で引き出します。

タイヤの内側をチェック

タイヤの内側を手で触って異物が刺さっていないか確認します。タイヤの表面では見つけられなくても奥まで刺さっていることがありますので、内側も確認しましょう。
この時手をケガしないよう気を付けて作業しましょう。

パンク穴を探す

バケツに水を入れます。
タイヤを外す前に分解したタイヤチューブのバルブを組み立て、少し空気を入れます。
バケツの水にタイヤチューブをつけてパンク穴を探します。
タイヤチューブにパンク穴があるとブクブクと泡が出ますので、穴の場所がわからなくならないように油性ペンで丸く囲って印を付けておきましょう。

パンク穴を探すときは、
最初にタイヤチューブのバルブの部分をバケツの水につけます。バルブからの空気漏れがないかの再確認と、バルブの根元にひびが入っていることがよくあるので確認します。
そこから少しずつずらしながらパン穴を探していきます。

パンク穴は一つではないかもしれません。
パンク穴を一つみつけても、最後まで水につけて確認しましょう。

パッチを貼る

パンク穴の状態によっては、パッチ修理できないことがあります。
パッチ修理ができないパンク穴はの代表は、この2つ。
・バルブの根元のパンク
 この場所は、パッチを貼ることができません。
・チューブが裂けている
 小さな裂けであればパッチを貼ることができますが、すぐに裂けが広がってしまう可能性があります。
この場合は、自転車屋さんにチューブの交換をお願いしましょう。

パッチ修理方法は以下のとおり。

  1. パンク穴(油性ペンで印をつけたところ)の水を拭きとる。
  2. パンク穴のまわりにやすりをかけて、チューブの表面を荒らす。
    パッチより大きめにヤスリをかけて、チューブの表面を荒らします。チューブの表面を荒らさないとゴムのりがつきません。
  3. ゴムのりを薄く塗る。
    パッチより大きめにゴムのりを塗り広げ、指で触ってもくっつかないくらいに乾かします。
    ゴムのりは貼り付ける前によく乾かさないとパッチがはがれる原因になります。
  4. パッチを貼る
    パッチのアルミ箔をはがし、パンク穴が真ん中にくるように貼り付けます。
    貼り付けたら、上からハンマーなどで叩いて圧着します。
    しっかり張り付いたら透明の保護シートを、パッチがはがれないよう気を付けながらはがします。

チューブを戻す

バルブを分解してホイールのバルブ口に差し込み、再度組み立てます。
空気を少しだけ入れ、タイヤチューブがねじれないようにタイヤの中に納めます。

タイヤをはめる

タイヤをホイールにはめていきます。
バルブのあたりからタイヤをはめ始め、両端へ向かって順番にはめていきます。その時にタイヤとホイールの間にチューブが挟まらないように注意しましょう。
バルブあたりのチューブを挟みやすいが、そんな時はバルブのボディー固定ナットをゆるめて奥へ押し込むと外れます。
タイヤがはまったら、空気を入れる前にチューブが挟まっていないか目視で確認します。

空気を入れる

タイヤがはまってチューブが挟まっていないか目視で確認できたら、空気を入れていきます。
一度にいっぱい入れるのではなく、まずは半分くらい入れます。
半分くらい空気が入ったら、タイヤの両側を一周指で触ってデコボコがないか確認します。デコボコがあると、チューブが捻じれていたり挟まったりしているかもしれません。もういちど空気を抜いて確認しましょう。
問題がなければ最後まで空気を入れて完了です。

パンクの原因と予防について

日常的に自転車に乗っていると、パンクは避けてはとおれない故障です。
できればパンクしないように予防できるといいですよね。

パンクの原因

パンクの原因にはいくつかあります。

  • 針金やガラスなど尖った異物がタイヤに刺さる
  • タイヤチューブの摩耗
  • タイヤの摩耗・ひび割れ
  • 段差に乗り上げたときにタイヤとホイールの間にチューブを挟む
  • 虫ゴムの劣化 など

パンクの予防

パンクの予防は簡単です。

「適正な空気圧を保つこと(こまめにタイヤに空気を入れる)」

これだけで、タイヤやタイヤチューブの摩耗が減らせますし、鋭利な異物も刺さりにくくなります。
またタイヤの空気圧が高ければ、段差でのパンクも防ぐことができます。

まとめ

パンク修理は意外と簡単です。パンク修理の道具も100均などで手軽に購入することができます。

自転車屋で修理できますが、1000円程度の修理費用が必要ですし、持っていく手間もかかります。

「修理に持っていくのが面倒くさくて、しばらく自転車に乗れなかった」っていう人もいるのではないでしょか。

まず自転車をパンクさせないために、こまめにタイヤに空気を入れるなど日常のお手入れが大事です。

それでもパンクしてしまったら、パンク修理にチャレンジしてみませんか。

          *

ママチャリのブレーキ調整についてもまとめていますので、こちらもぜひ見てください。
ママチャリ前輪・後輪ブレーキ調整|自転車は家庭で簡単お手入れ

タイトルとURLをコピーしました