自転車って、どこで買っています？
最近、町の自転車屋さんって見かけなくなっていますよね。
今どきの自転車購入は
・自転車専門チェーン店
・スポーツバイク専門店
・大型スポーツショップ
・スーパーやホームセンター
・通信販売
などが主流となっています。
家の近くにある自転車屋で購入するのがいいことはわかっていても、スポーツバイク専門店だったりすると、敷居がたかくてなかなか近寄れなかったり、値段が高かったり。
自転車専門チェーン店、大型スポーツショップや自転車を取り扱っているスーパーやホームセンターは、お手軽で価格もお手頃だったりするけど、お店が郊外にあって配送をお願いすることに。
どうせ配送になるなら値段も安いしと、通信販売で購入する方も多いのではないでしょうか。
では、自転車はどこで買うのがよいのでしょうか。
シティーサイクル、ママチャリの購入を前提に考えていきましょう。
自転車屋の特徴
自転車が買えるお店はいろいろありますが、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。
町の自転車屋さん（個人店）
昔ながらの自転車屋から、新しくオープンしたこだわりを前面に押し出した自転車屋までいろいろなお店があります。
街乗りの自転車を中心に扱っており、パンク修理をはじめ自転車全般の修理、一般的なパーツの取り付けなどに対応できます。
取り扱っている自転車の種類や、店主さん（店員さん）の技術は、お店よってさまざまです。
ほしい自転車がそろっていて、店主さん（店員さん）と気が合えば、長いお付き合いができるのではないでしょうか。
自転車専門チェーン店
郊外にある自転車専門チェーン店です。
取り扱っている自転車メーカーも多く、有名メーカーからオリジナル自転車まで幅広くそろっています。
また自転車の種類の幅も広く、子供自転車、シティーサイクル、ママチャリ、マウンテンバイク、クロスバイク、店舗によってはロードバイクまでそろっています。ただし見た目はスポーツタイプだけど実際は街乗り自転車という、いわゆるルック車といわれる自転車も多くありますので目的を明確にして店員に相談しましょう。
よほどマニアックな自転車を求めなければ、家族全員の自転車がそろいます。
パーツの品ぞろえも豊富で、取り付けにも対応してもらえます。
店舗が家から離れていても、配送や出張修理なども対応していますので安心です。
会員登録をすることでお得にサービスを受けられることもあるので、事前に調べておきましょう。
大型スポーツショップ
大型スポーツショップチェーンの一角で自転車を扱っていることがあります。
マウンテンバイク、クロスバイクが中心となりますが、シティーサイクルや小径車を扱っていることもあります。
店舗によって自転車の取り扱いがなかったり、自転車コーナーがあっても規模が小さいこともありますので、事前に確認してから出かけましょう。
スーパーやホームセンター
普段買い物をするスーパーマーケットやホームセンターでも自転車を取り扱っていることがあります。
ママチャリ、シティーサイクルを中心に、マウンテンバイクやクロスバイクの形をした街乗り車などの取り扱いが多いです。
有名メーカー品からオリジナルブランド、お店によっては格安なノーブランド品の取り扱いがあります。
メンテナンスについては、修理料金などがしっかり決まっていたり、安心パックなどメンテナンス体制がしっかりしているショップから、あまりメンテナンスに期待できない店まであります。
買い物のついでに修理をお願いできるメリットはありますが、信頼できるショップかどうか見極めが必要です。
スポーツバイク専門店（個人店・大型店）
ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイクなどのスポーツバイクがずらりと並んでいると、なかなか近付きにくい印象があります。
スポーツバイクショップには、スポーツバイク専門店と、スポーツバイクのほかにシティーサイクルなどを扱っている店があります。気になるスポーツバイクショップがあったら、取り扱ってる自転車の種類について直接聞いてみましょう。
通信版売
自転車は通信販売でも購入できます。
通信販売のよいところは、「このメーカーのこの自転車」といったように購入したい自転車が決まっている場合に、お店に行くことなくたくさんのショップで価格比較ができることです。そのため実店舗と比べて格安で購入できることがあります。
また最近の自転車通販では、自転車の組付けもしっかりしていて、届いたらすぐ乗れる状態で届くので安心です。
ただしメンテナンスについては、実店舗が近くにない場合がほとんどなので、自分で解決する必要があります。近くにある自転車屋や自転車専門チェーン店の通販を利用すれば、持ち込み修理など可能な場合もあります。
じゃあ、どこで買ったらいいの
自転車をどこで買うべきかは、メンテナンスをどうしたいかで決まります。
・パンクをした
・ブレーキが利きにくくなった
・チェーンからカチャカチャ音がする
・なんか調子悪いんだけど…
そんな時、自分で修理・調整できるならどこで買っても大丈夫。
自分ではできないなら、実店舗で購入するのが安心です。
修理に出すことが前提であれば、
購入したお店に自転車を持っていけるか、それとも費用が掛かってもよいから出張修理をお願いするかによって選ぶべきお店が決まってきます。
自転車の調整・修理は自分でできるなら…
自転車の調整・修理を自分でできるのであれば、通信販売を含めどこで買っても大丈夫です。通信販売ならほしい自転車がピンポイントで格安価格で購入できるかもしれません。通信販売なら修理部品も購入できます。
故障したら車に乗せて持っていくなら…
自転車をのせられる車を持っているなら、家から遠いお店でも大丈夫ですね。気に入った自転車も価格比較しながら購入できます。
お店の出張修理を利用するなら…
まずは自転車専門チェーン店でしょうか。出張修理料金の設定もハッキリしていますし、予約もネットで簡単にできます。また会員登録をすれば、出張料金が無料となるお店もあります。サービス対象エリアが決まっていますので事前に確認するようにしましょう。
歩いて自転車をもっていきたいなら…
家の近所のお店を探しましょう。「頑張れば歩ける」範囲にあるお店で購入するのがよいではないでしょうか。
まとめ
「最近後ろのブレーキが利きにくいけど、前ブレーキが利くから大丈夫だよね」
「自転車パンクしちゃったから、もうずっと乗ってないんだ」
こんなことになっていませんか。
自転車はとても身近な乗り物ですが、自分の命を預ける乗り物でもあります。
せっかく便利な乗り物が命を脅かす乗り物にならないように、購入するときからメンテナンスのことを考えてお店選びをしましょう。
修理だけは拒否される？
買ったお店ではないお店に修理をお願いしても対応してくれることはありますが、拒否されたという話を聞くことがあります。
自転車屋は、メーカーから納入された自転車をそのまま販売しているわけではなく、7部組、9部組と言う半完成品状態で納品された自転車を最終的に販売店で組立、調整を行ってからお客さんに販売しています。
修理だけを依頼されたお店によっては、他店で組み立て・整備した自転車については安全性の責任を負えないためお断りすることがあるそうです。
また、ただのパンクだからといってスポーツバイクの専門店へ持っていったら修理を断られたという話も聞きます。これはけっして上から目線で断っているわけではないようです。
スポーツバイク（ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイク）のパンクはパッチ修理をするのではなくチューブ自体を交換することが一般的です。ママチャリのパンク修理を依頼されても普段からパッチ修理をやっていないし、チューブを交換するにも、ママチャリはタイヤサイズが様々なので、店で取り扱っていないサイズや規格（バルブの種類とか）の自転車チューブの在庫を持つことはできません。それにタイヤを外すことを前提にしたスポーツバイクと違ってママチャリは構造が複雑なため、本当に技術的に対応できない場合が多いようです。
簡単な修理・調整は自分でできる
ここまでメンテナンスをお店にお願いすることを前提に書いてきましたが、「パンク修理」や「ブレーキの調整」などは自分で簡単にできます。
「パンク修理」「ブレーキの調整」など、簡単なメンテナンスについても書いていますので、ぜひ参考にしてください。
簡単なメンテナンスをおぼえて、より快適な自転車ライフを過ごしてみませんか。
