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真空管アンプが欲しい①|何をそろえたらいいの?はじめてのオーディオの構成を考える

何をそろえたらいいの?オーディオ構成を考える オーディオのすすめ
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今までオーディオには興味なかったけど、小型真空管アンプが欲しい。
レトロな見た目がかわいくて、音も良いらしい。

でもプリアンプだから、これだけでは音楽は聴けないの?

何をそろえればいいの?

オーディオ初心者が、小型真空管アンプでピュアオーディオに挑戦。


オーディオはじめてみました。

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真空管アンプが欲しい

きっかけ

あるデパートで高級小型平面スピーカーの実演展示をしていて、15cmくらいの立方体のスピーカーの間にあったのがCDプレーヤーに上にのった小さな真空管アンプ。

「それって真空管アンプですか?」

「そうだけど、アンプよりもオーディオの音質はスピーカーで決まるからね。いいスピーカーを買ったほうがいいですよ。このスピーカーはブルーノート東京でも採用されていて・・・・・」

そうかスピーカーが大事なんだ.....
いやっ、そうじゃない。気になるのはアンプのほうなんだ。

真空管アンプについて調べてみよう。 

真空管アンプとは

アンプはCDやレコードをプレーヤーで再生したときの小さな電気信号を、スピーカーで音を出せるほどに大きく増幅するための機器です。

アンプ内で電気信号を増幅する役割をするのが「真空管」や「トランジスタ」で、それぞれのアンプを「真空管アンプ」「トランジスタアンプ」と呼んでいます。

アナログ増幅の真空管アンプはトランジスタアンプと違って、いい意味でおおらかな音が出るそうです。
フィルムカメラで撮った写真が「どこか懐かしくて温かい雰囲気の写真」と表現されるのと同様、アナログ増幅の曖昧さが優しい音とかあたたかい音といわれる所以(ゆえん)かもしれません。

デジタル音源が主流の昨今、アナログ的な音を求める一部のオーディオファンに真空管アンプがひそかに人気になっているようです。

そんな真空管アンプを楽しむには、何をそろえればいいのだろう。

今さら聞けない、オーディオの初歩の初歩について調べてみました。

オーディオ構成について考える

真空管アンプはあくまでも音を増幅する機器。それだけでは音楽は楽しめません。
音楽を楽しむためには、

 音源
  ⇩
 音楽プレーヤー(再生機器)
  ⇩
 DAC(D/A変換機器)
  ⇩
 アンプ(増幅機器)
  ⇩
 スピーカー(出力機器)

といったオーディオ機器をそろえる必要があります。

音源

むかしのオーディオ音源といえば「レコード」でしたが、今ではさまざまな音源を楽しむことができます。

  • レコード
  • 音楽テープ(カセットテープ)
  • CD
  • MD
  • MP3
  • テレビ
  • サブスク(AmazonMusic、Spotifyなど)

何を聴くかによって再生機器を選ぶ必要があります。

音楽プレーヤー(再生機器)

音楽プレーヤーの種類

再生機器は音源によって、再生機器を準備する必要があります。

  • レコード >> レコードプレーヤー
  • 音楽テープ >> カセットテーププレーヤー
  • CD >> CDプレーヤー
  • MD >> MDプレーヤー 
  • MP3 >> PC、スマホ、ポータブルオーディオプレーヤー
  • テレビ >> テレビ
  • サブスク >> PC、スマホ
    (AmazonMusic、Spotifyなど)

プレーヤーの出力について

音楽プレーヤーの出力にはいくつか種類があります。

アナログ出力
RCA端子

ピン端子、ピンジャックともよばれます。
昔からオーディオ接続端子として利用されている、一般的な端子です。
ステレオですと、R(右)=赤、L(左)=白で色分けされます。

フォーン端子

ヘッドホン端子とかステレオ端子と呼ばれている端子です。

デジタル出力
光端子(オプティカル)

テレビの音声出力などで使われている、光ケーブルを接続する端子です。

同軸端子(コアキシャル)

端子の形状は、RCA端子と同様です。
あまり見たことがありませんが、デジタル出力できる高級モデルに搭載されているようです。

データ転送
USB

パソコンの入出力端子としておなじみです。

bluetooth

無線接続です。
bluetooth対応機器と無線で接続します。
最近ではスマホと、bluetooth対応イヤホン、ヘッドホン、スピーカーなどを接続するのが一般的です。

DAC(D/A変換機器)

音楽プレーヤーの出力がアナログであればそのままアンプへ接続できますが、デジタル出力やデータ転送、bluetoothの場合、アンプへ接続するためにアナログ出力に変換する必要があります。

デジタル信号をアナログ信号に変換する機器を、DACといいます。

アンプ(増幅機器)

音楽プレーヤーやDACから出力する音楽の電気信号は非常に小さいため、そのままではスピーカーを鳴らすことができません。

アンプは、プレーヤーやDACから出力される電気信号を、スピーカーを鳴らすことができるレベルまで増幅します。

アンプには「プリアンプ」「パワーアンプ」と、両方の機能を持つ「プリメインアンプ」があります。

プリアンプ

プリアンプのプリは「前の・・・/前段階の」という意味。
プレーヤーやDACで再生した音の電気信号を増幅する前に、「音質」や「音のバランス」を整える役割をします。

パワーアンプ

パワーアンプはプリアンプで整えた音を電気的に増幅し、スピーカーを鳴らすことができるレベルにします。

プリメインアンプ

プリメインアンプは、「音質」や「音のバランス」を整える機能と、音を電気的に増幅する機能をひとつにまとめたアンプです。
プリメインアンプ1台あれば、プリアンプ、パワーアンプをそれぞれ準備する必要がありません。

スピーカー

スピーカーの種類

家電量販店に置かれているスピーカーはボリュームつまみが付いたものばかりですが、オーディオ専門店のスピーカーにはボリュームが付いていません。何が違うの?

アクティブスピーカー

アクティブスピーカーは、内部にアンプを内蔵しているスピーカーです。
ボリューム用のつまみが付いていて音量を調整することができます。

アンプを内蔵しているのでPCやスマホなどプレーヤーを直接接続することができ、接続も簡単で少ないスペースでも設置することができます。

パッシブスピーカー

パッシブスピーカーは、アンプが内蔵されていないスピーカーです。
外部アンプを接続して音量調整をする必要があるので、接続が複雑になります。

PCやスマホなどプレーヤーを直接接続しても音をだすことができません。

スピーカーユニットの数と謎の穴

スピーカーには筐体に搭載されているスピーカーユニット(音が出る丸い部分)が1個のものと、複数のものがあります。
またスピーカーの前面または裏面に穴が開いているものもあります。

どんな違いがあるの?

フルレンジスピーカー

スピーカーに搭載されているスピーカーユニットが1個のものをフルレンジスピーカーといいます。
1個のスピーカーユニットで低音から高音まですべての音域を再生します。

マルチウェイスピーカー

スピーカーに搭載されているスピーカーユニットが複数のものをマルチウェイスピーカーといいます。
スピーカーユニットの数が2個のものを2ウェイスピーカー、3個のものを3ウェイスピーカーと呼びます。
複数搭載されたスピーカーユニットはそれぞれ違った音域を再生することで、低音から高音まですべての音域を再生します。

2ウェイスピーカー

低音 : ウーファースピーカー
高音 : ツイータースピーカー

3ウェイスピーカー

低音 : ウーファースピーカー
中音 : ミドルスピーカー
高音 : ツイータースピーカー

バスレフ

スピーカーの前面または裏面に穴が開いているものがあります。
この穴はバスレフポートといい、低音を増強するスピーカーの構造です。
小型のスピーカーでも低音を強調することができます。

前面の穴(ポート)があるものをフロントバスレフ、後ろにあるものをリアバスレフとよばれています。

何をそろえたらいいの|コンセプトを決める

さて浅くて薄い知識を集めたところで、はじめて揃えるオーディオのコンセプトをまとめてみました。

  • 音源
    Amazon Music Unlimited
  • プレーヤー
    スマートホン・ノートPC
    出力は USB Type-C
        できれば Bluetooth も
  • DAC
    入力は USB
        できれば Bluetooth も
    ハイレゾ対応
  • アンプ
    プリアンプとパワーアンプ別々
    プリアンプはもちろん、真空管アンプ
  • スピーカー
    小型で机にのるもの
  • その他
    ・小型で音楽を聴く場所を気軽に移動できる
    ・音源を加工することなく、そのまま再生できる
    ・安価である
    ・でも、故障なく安心して使える

まとめ

はじめて揃えるオーディオのコンセプトを決めました。

次回は、何を購入したかを紹介したいと思います。

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