2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」で脚光を浴びている家康公生誕の地、「愛知県岡崎市」。
観光となると、岡崎の歴史や家康公の生涯について知りことができる岡崎公園内の「岡崎城」や「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」などへ行くことが多いのではないでしょうか。
でも、岡崎の歴史は家康だけではありません。
健康ブームで注目を浴びている「八丁味噌」も、江戸時代初期(1600年代)から岡崎の地で作り続けられています。
せっかく岡崎に来たのなら、食の歴史にもふれてみませんか。
八丁味噌とは
八丁味噌とは何でしょう。
味噌は、「大豆」「麹」「塩」を混ぜて、発酵させた調味料です。
味噌の種類は麹の種類によって分けられます。
味噌の種類は大きくわけて、米麹を使った米味噌、麦麹を使った麦味噌、豆麹を使った豆味噌、2種類以上の味噌を調合した合わせみその4種類があります。
全国的には米味噌が一般的で、九州地方を中心に麦味噌、東海地方を中心に豆味噌が作られています。
東海地方で作られている豆味噌の中でも、岡崎市にある「カクキュー八丁味噌」と「まるや八丁味噌」の2社で作られているものだけを特別に八丁味噌と呼ばれています。
八丁味噌の名前は岡崎城から西に八丁(約870m)離れた八丁村で作られていることの由来しています。
そんな八丁味噌の歴史を知ることができる、カクキューの資料館「八丁味噌の郷」をご紹介したいと思います。
カクキュー「八丁味噌の郷」
「八丁味噌の郷」はカクキューの工場内にあって、八丁味噌や赤だし味噌、また味噌を使った様々な商品を買うことができる売店、八丁味噌を使った料理を堪能できる食事処「岡崎カクキュー八丁村(休右衛門)」、そして八丁味噌の歴史、製造工程をガイド付きで学べる工場見学を楽しむことができる施設です。
売店 営業時間
八丁味噌や赤だし味噌、また味噌を使った様々な商品を買うことができます。
定休日 無休
営業時間 9時~17時
お食事処 営業時間
味噌蔵の味噌樽を窓越しに見ながら、味噌煮込みうどんなど八丁味噌料理を楽しむことができます。
定休日 無休
(年末年始のみお休み)
営業時間 11:00~15:00
(ラストオーダー14:30)
工場見学 営業時間
江戸時代からの貴重な史料を展示している史料館や味噌蔵をめぐりながら、八丁味噌の歴史、製造工程などをガイド付きで学べます。
定休日 無休
見学時間 平日 10:00~16:00
毎時00分開始
土日祝日 9:30~16:00
毎時00分、30分開始
(12:30の回はお休み)
見学所要時間 約30分
料金 無料
アクセス
🚗車で
「東名岡崎IC」より車で15分
「豊田東IC」より車で15分
無料駐車場あり
🚊公共交通機関で
名鉄「岡崎公園前」駅から約500m
徒歩5~7分
名鉄「東岡崎」駅から約2km
徒歩20~30分
👣観光の途中で
「岡崎城」から約1km
徒歩で10~15分
「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」
から約1km
徒歩で10~15分
「大樹寺」から約3.5km
徒歩で40~50分
愛知環状鉄道(大門~中岡崎)を
利用して30分
「まるや八丁味噌」から約200m
徒歩で2~3分
カクキュー 工場見学に行ってきました。
8月後半の平日、八丁味噌の工場見学だけを目的に岡崎へ行ってきました。
特急電車が止まる名鉄東岡崎から歩いて「カクキュー八丁味噌の郷」へ向かいます。
道順はざっくりとですが・・・
東岡崎駅 東口から出て徳川家康が馬に乗った銅像の近くの橋で巴川を渡ります。
巴川を渡ったら堤防道路を左へ曲がり、そのまま東に向かって歩いていきます。(この日は猛暑のため、涼しさを求めて河川敷へ降りて巴川沿いを、岡崎公園の緑が見えるところまで歩いていきました。)
岡崎公園の横をとおり抜け、竹千代橋を渡ってさらにまっすぐ進み、広い道(国道248)を越えて、愛知環状鉄道の下をくぐると「まるや八丁味噌」に突き当たります。
「まるや八丁味噌」を右折すると、旧東海道を挟んで隣が「カクキュー八丁味噌の郷」です。
のんびり歩いて、30分ほどの道のりです、
売店に入ると、すぐに工場見学の受付があります。
見学参加者の人数を伝えると、見学時間が書かれた受付表をもらえます。この受付表は見学後のお土産の引換券になりますので、必要事項を書いて、大切にしまいます。
見学まで時間があったので、売店で購入した「八丁味噌ソフト」でクールダウン。「八丁味噌ソフト」は八丁味噌の入ったソフトクリームに八丁味噌パウダーがかかっていて、せんべいが刺さっています。ソフトクリームに味噌?食べる前は違和感を感じましたが、食べてみるとソフトクリームの甘さと味噌のしょっぱさが合わさって、塩キャラメルのような味です。
さて、不思議な味を楽しんでいると見学の時間です。
集合場所に集まって、点呼が始まります。
この時期、学校の夏休み期間ということもあり、平日にもかかわらず家族連れやカップル10組ほどがエントリーしていました。
見学の内容は・・・
江戸時代からの貴重な史料を展示している史料館や味噌蔵をめぐりながら、八丁味噌の歴史や作り方、味噌作りの道具などの説明を聞くことができます。
詳しくは・・・
工場見学に参加してぜひ体験してみてください。
見学時間はだいたい30分くらいでした、
見学が終わると、みそ汁の試飲です。
まずは、八丁味噌の味噌汁、そのあと赤だしの味噌汁が試飲できます。
八丁味噌と赤だしの違いについても、ぜひ工場見学でお聞きください。
最後に、受付表と交換にお土産の「赤だし味噌」の小袋(100g)をいただきました。
まとめ
「カクキュー八丁味噌の郷」は、とてもおすすめ
東海地方ではおなじみ、最近では「名古屋飯」として全国的に認知されてきた「八丁味噌」。
「カクキュー八丁味噌の郷」は、狭い地域で独自の発展を遂げてきた八丁味噌の歴史や製造工程などを、ガイド付きで見学(無料)できるだけでなく、工場見学の最後には八丁味噌と赤だしの飲み比べができ、さらにお土産までいただけます。
工場見学の内容は、学校の自由研究の題材にもぴったり。子供からおじいちゃん、おばあちゃんまで楽しめる、とてもおすすめの施設です。
せっかく岡崎に来たのなら、家康の歴史だけでなく食の歴史にもふれてみませんか。
・・・・で!!
八丁味噌工場は「カクキュー」だけではありません、この後「まるや」の工場見学をハシゴしてきました。
「八丁味噌蔵見学 お土産付き はとってもおすすめ まるや八丁味噌編」も、ぜひ見てね。