ハッカ(薄荷)はミント(ハーブ)の一種です。
ハッカに含まれるメントールは清涼感と特有の香りがあり、キャンディーやお菓子などはもちろん化粧品や医療品、抗菌などにも利用されています。
またメントール成分は、虫よけにも効果があります。
そんなハッカの成分を生かしたハッカ油スプレーは、生活でいろいろ使える万能スプレーです。
作り方も簡単、少ない材料で混ぜるだけ。
特に暑い夏に大活躍のハッカ油スプレー、家庭で作ってみませんか。
はっか油スプレーの作り方
準備するもの
作りやすい分量です。
- スプレーボトル 50ml
アルコール対応のものを選びましょう。100円ショップでも買えます。 - 無水アルコール 5ml
薬局で購入できます。 - はっか油 15〜30滴
北海道北見のハッカ油が有名ですが、薬局でも購入することができます。 - 精製水 45ml
精製水は薬局で購入できます。
でも水道水でも大丈夫です。水道水には塩素も含まれますので保存にむいています。
スプレーボトルが100mlでしたら、倍量で作ります。
作り方
- スプレーボトルに無水アルコールとはっか油を入れます。
- スプレーボトルの蓋を締めて、無水アルコールとはっか油をよく振り混ぜます。
- スプレーボトルに水をいれて、2 と同様によく振り混ぜれは完成です。
はっか油はそのままでは水と分離してしまうため、アルコールと混ぜることで水に溶かします。
アルコールなしでも作ることもできますが、使うときによく振り混ぜてからスプレーしましょう。
はっか油スプレーの使い方
夏のリフレッシュ 涼感スプレー
暑い夏、汗ばんだ肌やふろ上がりの火照ったからだにスプレーします。
腕や首筋にスプレーすると、メンソールの効果で汗が引いて肌がひんやり感じます。
また肌を清潔に保ち、消臭にも効果があります。
でもハッカ油スプレーは肌への刺激で涼しく感じるだけで、実際に体温が下がるわけではありません。熱中症には注意しましょう。
虫よけ
ハッカ油スプレーに含まれるメンソールは、ハエ・ハチ・アブなど多くの虫が嫌がる香りです。
家庭では、玄関や窓など虫が入ってきそうな場所にスプレーします、網戸にスプレーすれば効果が長持ちします。
ゴキブリやカメムシもハッカのにおいを嫌います。通り道や出没しそうな場所にスプレーすれば侵入を防ぐことができます。
またキャンプなどでは、体やテント内にスプレーすることで蚊やハエなどを寄せ付けない効果があります。
いろいろな虫に効果があるハッカ油ですが、蜂に対しては注意が必要です。
強いハッカの匂いは、スズメバチなどを刺激して逆に引き寄せる可能性があります。
必ず水と少量のアルコールでで薄めたハッカ油スプレーを使いましょう。
消臭
家の中のにおいが気になる場所にスプレーするだけで、ハッカの香りで消臭できます。
- キッチン、三角コーナー、排水溝、生ごみ、ゴミ箱など
- 玄関、靴、げた箱など
- 寝具、枕など
- キャンプ、テントの中、焚火のにおいのついて服など
- 車の中
シュッとスプレーするだけで、自然なハッカの香りがひろがります。
※衣服などに使用するときは、シミや変色がないか目立たないところでためしてみましょう。
まとめ
ハッカ油で作るハッカ油スプレーは、生活のいろいろなシーンで活躍します。
自然由来のハッカ油は直接肌に使うこともでき、おとなも子供も安心して利用できます。
ハッカのスーッとした刺激は敏感な肌には少し強すぎることもありますので、最初は少なめのハッカ油から始めてみましょう。
暑い夏に大活躍のハッカ油スプレー、家庭で作ってみませんか。